プロフィール
ヨリゴコロ舎(東京都・板橋区)奥松 大翔 様/由貴子様
介護職員として働いていた由貴子さんが、地域の高齢者や障がいのある方々の「心の拠り所」となるよう、働きながら福祉美容の勉強を始め、ヨリゴコロ舎を開業。お客様から「美容院やお出かけの足がない」という声を聞き、2024年6月に介護タクシー・民間救急を開始。よぶぞー導入後に依頼が急増したため、当時医療事務と介護職に従事していた大翔さんを迎え入れ、現在は2名2台体制で営業している。
Q.よぶぞーに登録しようと思ったきっかけを教えてください。
A.「本当に予約が来るのか」最初は半信半疑でした・・・
ヨリゴコロ舎は開業約1年後の2025年7月によぶぞーを導入されていますが、
開業当初の導入は検討されなかったのでしょうか?
由貴子さん:じつは開業当初はよぶぞーの事を知らなかったんです。最初は不安だらけのなか一人でスタートして、前職のつながりや地域で移動にお困りの方などからの依頼を受けていました。1年ほどして自分に少し余裕ができた頃、よぶぞーに登録しました。
よぶぞーに登録してみていかがでしたか?
由貴子さん:すみません。最初は正直「これ、使う人たちがいるのかな?」「高齢者の方ってアプリを使いこなせるのかな…」と半信半疑でした。でもそんな疑問はすぐに吹き飛びました。よぶぞー導入後、依頼が急激に増えて、「これは一人じゃ無理だ…」という状態になり、当時働きながら裏方で手伝ってくれていた大翔さんに「介護タクシーを一緒にやらないか」とお願いしまして…。
それはすごいですね!大翔さんはお話を聞いてどう思ったのですか?
大翔さん:(由貴子さんが)頑張っている姿を近くで見ていて、介護タクシーという仕事に対する熱い思いを感じていましたし、共感するところもすごくあったので「ぜひやってみたい」と思いました。
由貴子さん:最初は不安に感じていたようですが、働いている施設でもすごくご利用者様に人気があったので、「あなたなら絶対大丈夫!」と半ば強引に説得して来てもらいました(笑)。いま思えばあの時、2人で始めることを決断して本当によかったです。
Q.よぶぞーのプロフィール写真や紹介文で工夫されていることは?
A.ふたりの顔写真と、介護福祉士の安心感を伝える

プロフィール写真についてお聞きします。よぶぞー登録当初はヨリゴコロ舎のロゴマークでしたよね?
由貴子さん:はい。私が代表で女性ドライバーなのですが、男性ドライバー(大翔さん)もいるので、男性がお迎えに行ったときに「女性じゃないの?」と言われたら困るな、と思ったのと、顔写真を出したらかえって依頼が減るんじゃないかと(笑)。でも先輩事業者から「あなた方は顔写真を出した方が信頼度が上がると思うよ」とアドバイスをいただいて、思い切ってふたりの顔写真に変えました。その結果、依頼がさらに増えたんです!
すごくいい雰囲気の写真なので、当然の結果だと思いますよ。お客様も安心すると思います。紹介文の方で気をつけていることはありますか?
大翔さん:あまり長くならないように、伝えたいことをシンプルに載せています。ポイントは二人とも国家資格の介護福祉士であるということを大切にしています。専門職としての目配りや気配りを常に心がけていますので、経験に基づく資格があることをアピールして、お客様に安心感を伝えたいと思っています。
Q.よぶぞーで初めて予約したお客様の対応をするときに心がけていることは?
A.事前の連絡と、目を合わせてしっかり挨拶すること
よぶぞーで初めて依頼をしてくださった方にはどのような対応をされていますか?
大翔さん:よぶぞーで依頼を受けたら、まず依頼者(アプリを操作したお客様)に電話をしています。挨拶を兼ねてお迎え日時、乗車人数、行き先などを確認します。当日の乗車人数が依頼時と異なることが多いので、気をつけて確認しています。電話が通じなかった方に対しては何回も連絡せずに、留守電にメッセージを残したり、ショートメールで用件を伝えたりしています。電話のやり取りが苦手でアプリを利用している方もいらっしゃるので。
たしかに電話が苦手でアプリを使っている人もいますよね。事前のヒアリングを終えて、移送当日にお客様と対面するときは、どんなことを心がけていますか?
大翔さん:ご本人と目を合わせて、顔を見てしっかり挨拶することですね。主役はご利用者様本人ですから。お身体の状況によってはコミュニケーションが取れない場合もありますが、それでも必ず挨拶をするようにしています。もちろん、ご家族や病院・施設の職員の方々とのコミュニケーションも欠かさず行っています。
由貴子さん:私も同じです。どんな状況であっても周りに気を配りながら「本日担当させていただく、ヨリゴコロ舎です」とあいさつすることを心がけています。今回のインタビューの前に、二人で確認したら同じ答えだったので、同じ考えでよかった、とホッとしました。
Q.よぶぞーから受信する予約情報で足りないところは何かありますか?
A.福祉タクシー券発行自治体情報と階段・段差の状況
先ほどよぶぞーで依頼があった際に、お客様へ必ず連絡して依頼内容を確認するとおっしゃっていましたが、依頼情報のほかに追加で確認している点はありますか?
大翔さん:福祉タクシー券の発行自治体ですね。よぶぞーアプリ内では「福祉タクシー券利用」とあるだけなので、発行自治体によっては対応できない場合があるんです。そこは事前に確認するようにしています。
由貴子さん:あとは階段ですね。よぶぞーの「階段・段差情報」は1・2段の段差や3段以上の階段などで選択できるのですが、玄関で50センチくらいある上がり框も1段でカウントされるので、本来なら2名対応のほうが安全だったということもあるんです。なので階段・段差の状況は確認するようにしています。アプリで設定するのは難しいと思いますけど…。
Q.「また頼みたい」が54件(取材当時)、ここまで支持される秘訣は何でしょう?
A.わかりません(笑)当たり前のことを日々こなすことが大切だと思う
また頼みたいが多い事業者さんにはいつも同じ質問をしているのですが、評価を付けてもらうよう呼びかけをしたりしていますか?
由貴子さん:してないですね。自分たちが当たり前だと思うことをしっかりこなすことで、評価してくださる方やリピーターが増えるのはとても嬉しいことです。
素晴らしいお考えですね。指名予約が多いのも納得です。
大翔さん:リピーターからの指名が中心なのですが、初めての方からの指名も多いですね。そこからリピーターになってくださる方がほとんどです。あとは「あそこの病院から依頼が来ないかなぁ」とか「ストレッチャー搬送がもう少し増えないかな…」なんて二人で話していると、実際にそういう依頼が入ったりするので、なるべく声に出すようにしています(笑)。
まさに言霊ですね(笑)。当たり前の接遇がヨリゴコロ舎のファンを作っているのですね。
由貴子さん:先ほどお客様から支持される秘訣を「わかりません」と言いましたが、工夫をしていることがひとつありました。居心地の良い車内空間の演出です。前職(介護施設)のレクリエーションでいろいろな物作りをしていたので、その経験を活かして車内に手作りの工作を飾っています。
6月はあじさいを題材にして、てるてる坊主や傘のクラフトと一緒に飾っています。お客様にも好評です。あとでぜひ見てみてください。

Q.よぶぞー導入による「働き方の変化」を教えてください。
A.手打ち・手書きが少なくなって、ミスが大幅に減った
よぶぞーを使用するようになって、事務的な作業の効率化は実感されていますか?
大翔さん:予約情報がすべてデータで配信されるので、聞き間違いや書き間違いが圧倒的に少なくなりました。アプリ上だけでなく、メールでも送られてくるので、それを別のツールにコピペして共有するのがルーティーンになりました。とても助かっています。
由貴子さん:あとは2台体制になったので依頼を受けやすくなりました。1台の時だとちょっと時間的に厳しいかな、という依頼内容も2台目で対応できるので、無理なく受けられるようになりました。
よぶぞーの仕様変更で一般予約がエントリー制になったので、依頼の獲得率も上がったのでは?
由貴子さん:1台体制の時は一人が助手席でアプリを操作できたので、正直おひとりで営業されている方よりもアドバンテージがありました。2台体制になってからは先に決まってしまうことも多かったので、エントリー制になってよかったです。いまのところ打率6割といったところです。空いていれば遠くのお迎えで近距離の依頼でも必ずエントリーするようにしています。
大翔さん:1時間というエントリー時間は私たち事業者にとってはありがたいのですが、お客様にとっては少し長いかもしれないです。もっと早く予約を確定できた方が良い気がします。あと最近リリースされたシェア機能もこれから使っていきたいです。
Q.これからよぶぞーに期待することと、同業者の方へ使い方のアドバイスをお願いします。
A.依頼を選ばずにできる限り対応することが使い方のコツ
よぶぞーに追加してほしい機能については、先ほどお話しいただいた福祉タクシー券発行自治体や階段・段差情報のほかに何かありますか?
大翔さん:いまのところ現状で満足しています。今後あったらいいなと思う機能はアプリ内メッセージと通話ですかね。予約時の折り返しの連絡で知らない番号からの電話やショートメールは取らないし見ない、という方もいらっしゃるので。
アプリ内メッセージと通話機能は一般タクシー配車アプリにもある機能なので、よぶぞーでも使えるようになるといいですね。最後に同業者のみなさまによぶぞーの使い方についてアドバイスをお願いいたします。
由貴子さん:よぶぞーを導入して、新規やリピーター様からの指名予約が入るようになって、これまで以上に仕事に対する責任感を強く感じるようになりました。よぶぞーの依頼に限らず、私たちはすべての依頼について、空いていれば遠い場所でも、近い距離でもできる限りお受けしています。それがお客様からの信頼となって次の依頼につながっています。依頼を選ばずにできる限り受けること。これが私たちからのアドバイスです。
大翔さん:最初の依頼が近距離だったお客様から、旅行やお墓参りなど、長距離の依頼につながることもあります。仕事の内容で選り好みせず、すべての依頼を可能な限り受けていくことで、よぶぞーを利用するお客様から高い評価をいただいているのだと思います。
まさにその通りですね。よぶぞー登録事業者だけでなく、すべての介護タクシー事業者の方が、お二人と同じ思いで対応してもらいたいです。
由貴子さん:私もそう思います。私たちの「ヨリゴコロ舎」という屋号は「心の拠り所」という意味を込めて付けました。よく見るとロゴマークが漢字の「心」になっているんです。将来は地域の高齢者や障がい者の方にとって、心の拠り所となる居場所(舎)を作りたいと思っています。ヨリゴコロ舎がよぶぞーをご利用のお客様にとって、心の拠り所となれるように、これからも皆様の「杖」となって、行きたい場所へのお出かけをサポートしていきたいです。
