この度、介護タクシー予約アプリの「よぶぞー」が、国立研究開発法人科学技術振興機構が主催し、文部科学省が後援する、2024年度「ＳＴＩ ｆｏｒ ＳＤＧｓ」アワードの優秀賞を受賞しました。
「ＳＴＩ ｆｏｒ ＳＤＧｓ」アワードとは
「ＳＴＩ ｆｏｒ ＳＤＧｓ」アワードは、未来共創推進事業の一環として、科学技術・イノベーション（Science, Technology and Innovation： STI）を用いて社会課題を解決する優れた取組を表彰する制度です。
国内の団体によって行われている優れた取り組みを見出して表彰し、それらの取り組みのさらなる発展や、同じような課題を抱える国内外の他地域でも広く活用できるよう水平展開を進めることを通じて、SDGsの達成に貢献することを目的としています。
受賞理由
本取り組みは、介護タクシーの配車予約のためのマッチングアプリを提供し、介護タクシーを必要とする人々が移動をあきらめることなく活動できることを支援する活動である。現状、介護タクシーは台数も足りておらず予約にも手間がかかるうえ、地域での格差も大きい。
また、利用者が予約すること自体に困難を抱えていたり、乗降時にドライバーが利用者の体に触れる必要があるなど、一般のタクシーとは異なる事情が多々存在する。このため、アプリ開発にあたっては、「介護タクシーは結局は“人”の手が必要なものである」という考えのもと、介護タクシーに特化した工夫が利用者のみでなくサービスを提供するドライバーの視点からもしっかり考えられている点を評価した。
SDGs 目標 3 のみならず 8、9、11 の達成への貢献が期待でき、かつ他の目標達成を著しく損なうことのない活動として、選考委員会において優秀賞にふさわしいと判断された。
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よぶぞー運営事務局から
2022年からサービスを開始し、2023年から予約アプリの提供を開始し、その後様々な社内、社外の方の協力をいただきながらサービスを展開してまいりましたが、今回「よぶぞー」の取り組みが SDGs の観点として評価され受賞できたこと大変光栄に思います。
「よぶぞー」は「行きたいところに行き、会いたい人に会う。誰でも自由に外出できる社会へ」を掲げています。介護タクシーの利用者様や事業者様などの意見をもとに、より利便性の高いサービスを目指し日々研鑽しています。今回の受賞をきっかけに、より多くの方に認知・ご利用いただき、今後は自治体や行政との連携を深めて利用者様の更なるQOLの向上に尽力したいと思います。
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